元西武の片平晋作氏死去 華麗な一本足打法で連続日本一に貢献

[ 2018年1月22日 17:45 ]

片平晋作氏
Photo By スポニチ

 華麗な一本足打法で南海(現ソフトバンク)、西武、大洋(現DeNA)で活躍した片平晋作氏が22日、膵臓(すいぞう)がんのために所沢市内の自宅で死去した。68歳だった。昨年11月に末期のがんが見つかり、自宅で療養を続けていたという。

 片平氏は王貞治に憧れて一本足打法を始めた。東農大から71年ドラフト4位で南海に入団。2年目に頭角を現し、5年目の76年にはDH、一塁手のレギュラーに定着して初の2桁となる12本塁打をマークした。

 77年にバセドウ病を発症したが、克服。79年に自身初の規定打席に到達してリーグ5位の打率・329をマークし、翌80年には自己最多の21本塁打を放った。勝負強い打撃の一方で一塁の守備も堅実で、西武時代の83年にはダイヤモンド(現ゴールデン)グラブ賞を受賞。大洋では代打の切り札としても活躍した。

 89年の現役引退後は西武の打撃コーチ、2軍監督などを歴任。その後は野球解説のかたわら、13年に女子プロ野球・アストライアの初代監督に就任し、昨季もリーグの特命コーチを務めていた。

続きを表示

この記事のフォト

2018年1月22日のニュース