ソフトBドラ2高橋礼 ブルペン球団新人一番乗り 22日は大学定期試験

[ 2018年1月22日 05:30 ]

ブルペンで投げ込む高橋礼
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 ソフトバンクのサブマリンがその姿を一部現した。福岡県筑後市のファーム施設で新人合同自主トレに参加しているドラフト2位・高橋礼(専大)が球団の新人一番乗りでブルペン入り。リリースポイントは地面から、わずか10センチ。軸足の右足甲がマウンドを擦る音が途切れると、白球は打者に向かって浮き上がる独特の軌道をたどってミットに収まる。

 「平地ではバランス良く投げられていたけど、傾斜を使うと前に突っ込んでる感じがあった。初日なので難しく考えずに、これからつくっていきたい」

 25球全て直球。後半の12球は捕手に中腰で構えてもらった。全力投球すれば右膝が地面を擦るため、トレーニングウエア着用の自主トレ期間中は「50%くらい」にセーブ。ユニホームをまとう宮崎キャンプまで「本気のサブマリン」はベールに包まれたままだ。それでも、捕手を務めた加藤ブルペン担当は「(実測より)体感速度は速かった」と話した。

 専大2年だった15年のユニバーシアード日本代表壮行試合でNPB選抜と対戦。西武・山川を内角直球で二ゴロに打ち取るなど、1イニングを3者凡退に抑え「コースをしっかり投げれば抑えられると思った」と手応えを得た。

 22日は大学の定期試験を受けるため、練習後に上京するなど卒業単位取得のため大忙し。キャンプまでに、あと2回はブルペン入りする予定だ。鷹のサブマリンの全貌が明らかになる日が待ち遠しい。

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2018年1月22日のニュース