清宮 新人合同自主トレ初日を生中継へ 大谷でもなかった初の試み

[ 2017年12月28日 06:30 ]

日本ハムドラフト1位の清宮
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 日本ハムドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18=早実)の「始動」となる年明け1月9日の千葉・鎌ケ谷での新人合同自主トレを、CS放送のGAORAが生中継することが分かった。

 ダルビッシュ、斎藤、中田、大谷ら歴代の大物新人にも行わなかった、同局初の試み。同局関係者は「清宮選手はそれだけ注目度が高い。ランニングやキャッチボールをするだけかもしれないけど、プロの第一歩を見たい人はたくさんいると思った」と経緯を説明した。

 同局は91年にスタートした日本ハム戦の中継で知られる。春季キャンプ中継のノウハウが生きる今回の企画。球団OBで侍ジャパン投手コーチを務める建山義紀氏が新人の動きを解説する予定だ。同局関係者は「どういう中継になるのかまだわからない」と話すが、「(日本ハムの)ファンフェスティバルやビールかけまで中継してきたGAORAなら応えてくれるはずという期待に応えたい」と意気込む。

 清宮は高校通算本塁打だけでなく、「視聴率男」としても記録を塗り替えてきた。今年4月の高校野球春季東京都大会決勝の早実―日大三戦をインターネットテレビ局「Abema TV」が春季大会では異例の生中継。同局のスポーツ番組では史上初めて視聴者数が100万人を突破した。TBSが中継した「プロ野球ドラフト会議2017」も、同局が中継した09年以降では歴代1位の瞬間最高視聴率17・7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。

 「夢に向かって一歩一歩、着実に目の前のことをやっていきたい」と話す清宮。その第一歩がファンに届けられる。

 ▽GAORA 89年12月1日にスペースビジョンネットワーク(SVN)として設立され、本社は大阪市。93年からCSアナログ放送を開始し、同年にチャンネル名をSVNからGAORAに変更。09年に社名もGAORAに変更した。日本ハム主催全試合を中継。球団との人材交流も行う。

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2017年12月28日のニュース