阪神・大山 競泳・萩野と“東京五輪の顔”になって 小山市長が期待

[ 2017年12月28日 05:30 ]

笑顔で子供たちと記念写真に応じる大山
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 阪神・大山悠輔内野手(23)が27日、栃木県小山市内のホテルで行われた母校・白鴎大出身のプロ野球選手を応援する「鴎球会懇親会」に出席。同会の会長を務める小山市の大久保寿夫市長(69)から「小山評定ふるさと大使」を委嘱されると同時に、同市出身で2016年リオ五輪競泳で金メダルを獲得した同学年の萩野公介(23)とともに、野球が復活する20年東京五輪の「顔」になることを期待された。

 大山は大学時代に汗と涙を流した小山市の「顔」として認められた。会に同席した楽天・岡島とともに委嘱された「ふるさと大使」にはリオ五輪の競泳男子400メートル個人メドレーで金メダルを獲得した萩野の名前もあり、大久保市長から世界のトップアスリートらと東京五輪での“共演”を期待された。

 「(大山の東京五輪出場を)願っている。萩野君、(ロンドン及びリオ五輪で銅メダルを獲得した柔道の)海老沼(匡)君と出てくれたら最高です。大山くんは謙虚なところが良い。健康でいて長続きしてほしい。プロは休んでしまうとすぐに次の選手が出てきますから」

 大山にとっても東京五輪は将来的な大目標であることに変わりはない。来季以降、飛躍的な活躍を見せれば出場の可能性は高まる。同学年の萩野とそろって出場となれば、小山市がフィーバーすることは確実。同市長も「市のみんなで応援に行きます。とても盛り上がるでしょう」と表情を崩した。

 究極の大舞台に立つためには猛虎のレギュラーを張ることが大前提。大山は「向こう(萩野ら)は世界レベルで、自分とは格が違う。まずは自分のこと。来年、しっかり頑張ります」と足元を見つめ直した。来季は二遊間への本格挑戦も決まっており、競争必至。日の丸を背負うためには、身近なライバルを倒す必要がある。

 この日は約100人の関係者が集まり、自らのサインが入ったグッズの抽選会や写真撮影にも応じた。「自分が活躍することで、栃木県、小山市の名前が出る。少しでも活躍して、結果を出して恩返ししないといけない」。早くも大使の自覚が芽生え、気持ちを新たにした。 (巻木 周平)

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