カブスがナ・リーグ優勝決定シリーズに進出 ナショナルズまたしても敗退

[ 2017年10月13日 14:02 ]

ナ・リーグ地区シリーズ第5戦   カブス9―8ナショナルズ ( 2017年10月12日    ワシントンDC )

歓喜するカブスの選手たち(AP)
Photo By AP

 大リーグのナ・リーグ地区シリーズは12日にワシントンDCで最終第5戦を行い、昨季のワールドシリーズを制したカブスがナショナルズを9―8で撃破。シリーズ成績を3勝2敗として、3年連続6回目のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

 先発したカイル・ヘンドリクス(27歳)は2回にダニエル・マーフィー(32歳)にソロ、マイケル・テイラー(26歳)に3ランを浴びるなど4回で4失点。しかし3―4で迎えた5回、この回から代わったナショナルズのマックス・シャーザー(33歳)を攻め立てて、2死から3連打と敵失などで4点を奪って試合をひっくり返した。

 ナショナルズは9日の第3戦で先発して98球を投げているシャーザーを3番手としてマウンドに立ったこれが裏目。振り逃げのあと捕手マット・ウィータース(31歳)の悪送球で6点目、自身の死球で7点目を献上するなど、今季チーム最多の16勝(6敗)を挙げたエースが大事な場面で持ちこたえられなかった。シャーザーのリリーフは4年ぶり3回目。ダスティ・ベーカー監督(68歳)の投手起用は功を奏せず、4回を数えるポストシーズンはすべて“1回戦”での敗退となった。

 カブスは今季32セーブを挙げたウェイド・デービス(32歳)が7回途中から登板。1点は失ったが、今季自己最多の44球を投げて踏ん張り、9回は打者3人で切り抜けた。

 ナ・リーグではすでにドジャーズがダイヤモンドバックスを3戦全勝で下し、9日にリーグ優勝決定シリーズに進出済み。カブスとドジャースは昨年のリーグ決勝シリーズでも対戦してカブスが4勝2敗で勝っているが、今年はドジャースが休養十分で宿敵を迎え撃つことになった。

続きを表示

この記事のフォト

2017年10月13日のニュース