清宮 準優勝に終わるも「まだ次があるんだぞと神様に言ってもらってると…」

[ 2017年7月30日 17:42 ]

第99回全国高校野球選手権大会西東京大会決勝   早実2―6東海大菅生 ( 2017年7月30日    神宮 )

<早実・東海大菅生>これからの未来を語る早実・清宮
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 【清宮と一問一答】

 ――試合が終わって率直な思いは

 「悔しいです」

 ――ベンチにいた時はどんなことを考えていた

 「今までずっと、最後に逆転してこられてた。打ってくれると信じていた」

 ――8回が最後の打席(右前打)になったが、どんな気持ちで立ったか

 「最後とも思ってなかったし、いつも通り、次につなぐ気持ちで打席に入ってた。悪くないヒットだったのでよかった」

 ――このチームで戦うのは最後になったが、この仲間たちはどんな仲間たちだった

 (26秒沈黙)

 「去年、八王子(学園八王子)に負けてから、自分が主将になって、いろいろなことをみんなに言ってきたけど、本当にみんなこんな自分についてきてくれていた。練習から試合から、文句一つ言わず、一緒にやってきてくれた。準優勝という結果ですけど、日本一のチームだったと思う」

 ――早実で過ごした3年間はどんな時間だった

 「小・中と野球やってきたけど、ここでしか味わえないことが、たくさんあった。人間的にも野球の技術的にも、自分を成長させてくれた2年半だった」

 ――後輩たちに伝えたいこと

 「自分たちよりもセンスのあるやつだったり、足が速いやつ、飛ばすやつとセンスあるやつが多い。こんなところで終わるようなチームじゃ、後先に語り継がれない。後輩たちには、こんなチームより強いような、どこにも負けないチームになってもらいたい」

 ――4打席ランナーなしだったが、打席での気持ちは

 「この大会はランナーなしからホームランを打っていた。ランナーいなくても集中して打席に入れて、自分の形で打てていた。ランナーいなかったけど、しっかり自分の形で打てた」

 ――2年半、積み上げたホームランはたくさんの方の支えがあったと思うが、大切にしてきた言葉は

 「チームのスローガンじゃないですか。“GoGoGo”という言葉は、本当にいろんな時に自分を救ってくれた。練習の時でもチームをまとめる上でも、自分を鼓舞してくれたし、チームも鼓舞できた。自分でいうのもなんですけど、いい言葉を作ったと思う」

 ――2年半、一番、思い出に残っている出来事は

 「たくさん思い出はある。このユニホームを着るのもきょうが最後ですし、思い出というよりかは、毎日のお弁当とか洗濯をしてくれた親に感謝したい」

 ――多くのライバルが打倒・清宮を掲げてやってきたが、主将として率いてきたこの夏を振り返って

 「準々決勝までは、自分たちの中で盛り上がりが欠けている部分があった。そこから主将として何とかしなきゃいけないと思っていた。準々決勝が終わってから、いろいろミーティングを重ねてきたし、いろんなことを言ってきた。そういう中で、自分も声を出して練習から変われましたし、このチームを引っ張ってこられたのはうれしかった」

 ――今大会、宣誓で野球を愛していますと誓った。今大会を振り返って

 「高校野球はこれで終わってしまったけど、まだ次がある。準優勝で終わってしまったということは、まだこれで終わりではないと思って、まだ次があるんだぞと神様に言ってもらってると思って、やりたいと思う」

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2017年7月30日のニュース