ドラフト候補 滝川二・高松「転がせばヒット」驚異の足

[ 2017年7月9日 05:50 ]

今秋ドラフト候補の滝川二・高松(右)は3月の練習試合・履正社戦でスカウトを驚嘆させた
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 第99回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕、甲子園)の兵庫大会が8日に開幕した。2年ぶりの夏切符を狙うシード校の滝川二は、15日の初戦(2回戦)で「宝塚北―淳心学院」の勝者と対戦(姫路)する。

 左打席から一塁到達までの時間は平均で3・8秒台。滝川二の山本真史監督は「3秒5を切ったこともあった」と舌を巻く。高松渡内野手(3年)は今、プロ野球選手に交じってもトップクラスの快足の持ち主だ。

 スカウトを驚嘆させたのは3月9日の練習試合・履正社戦だった。「3番・左翼」で先発すると、4安打3盗塁。全5打席すべてで出塁した。8―8同点の9回2死三塁から相手投手の暴投でサヨナラのホームを踏んだ韋駄天。後の選抜準優勝校を足で引っかき回し、勝利を呼んだ。

 「履正社は昨年秋の明治神宮大会を制したチームですし、春の選抜でも準優勝。そんなチームを相手に自分も勝負できるということがわかりました」

 春の練習試合で得た大きな自信。この一戦を機にプロ入りの夢はどんどん膨らんでいった。既に10球団以上が視察した逸材。「3巡目で消えるかもしれない」と話すスカウトさえいる。広角へ打ち分ける打撃センス、足を生かした広い守備範囲、シングルヒットでも二塁を狙える脚力。まだ無名に近い存在だが、走攻守で無限の可能性が詰まっている。

 「本塁打を打てる打者ではないので、打率と足でチームに貢献したい。三遊間に転がせば、ヒットにできる自信はあります」

 最後の夏は遊撃のポジションに入る予定だ。15年夏以来2年ぶりの甲子園出場を狙う今夏。その15年はスタンドから声援を送った。「甲子園は一つひとつのプレーにわき上がる。自分もあの場所に立ちたい。誰もが予想していない場面で次の塁を狙いたい」。15日の初戦(2回戦)で宝塚北―淳心学院の勝者と対戦する。報徳学園・西垣、市西宮・山本、神戸弘陵・東ら好投手ひしめく激戦の兵庫大会を一気に駆け上がってみせる。(吉仲 博幸)

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