DeNA田中浩 先制&1000安打 2番で点火、12安打9得点

[ 2017年7月9日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA9―0中日 ( 2017年7月8日    ナゴヤドーム )

<中・D>6回2死満塁の適時打でプロ通算1000本安打となった田中浩は花束を受け取る
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 花束を受け取ると、深々と頭を下げた。昨オフ、ヤクルトから戦力外通告を受け、今季DeNAに加入した田中浩が新天地でメモリアルを達成した。

 「2番・二塁」で先発し、5―0の6回2死満塁で中前2点打。この日2本目の安打が通算1000安打となった。ヤクルト時代の05年5月4日、プロ初安打を放ったのもナゴヤドーム。2安打3打点の活躍で12安打9得点の快勝に貢献した。

 「(戦力外になり)9割方、(1000安打を)諦めないといけないという選択肢もあった。チャンスをもらった球団、GM、監督に感謝したい」

 まずは0―0の3回1死二塁、左前打で先制点を叩き出し、筒香の右前適時打につないだ。「いいクリーンアップが控えている。積極的に打ちにいった」。田中浩は対左腕が打率・288。現在は左右の相手先発との兼ね合いで石川と併用されるが、6月30日から3番に座る筒香の前での起用は初めてだった。

 負ければ勝率5割、4位・中日と1ゲーム差となる窮地だった。2番での打率が・316の田中浩に、ラミレス監督は「プロ意識が高い。我慢を強いられるところ(立場)でよくやってくれている」とご満悦。9日も勝利し、阪神が敗れれば2位タイに浮上する。 (細川 真里)

 ▽田中浩(DeNA)通算1000安打 8日の中日14回戦(ナゴヤドーム)で6回に小笠原から中前打を放ち、この日2本目となる安打をマークして達成。プロ野球287人目。初安打はヤクルト時代の2005年5月4日の中日戦で朝倉から。

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2017年7月9日のニュース