巨人・坂本“王の魂”2発「強い打球が行かない」逆方向意識から修正

[ 2017年6月15日 05:30 ]

日本生命セ・パ交流戦   巨人3―0ソフトバンク ( 2017年6月14日    東京ドーム )

<巨・ソ2>6回1死一塁、2ランを放ち、雄叫びを上げる坂本勇
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 巨人のスターの系譜を引き継ぐ天才バッター。坂本勇が、特大弾で試合を動かした。「(王氏は)本当に偉大な方。代名詞であるホームランを2本打ててチームが勝ったので良かったです」。5回終了時、巨人OBのソフトバンク・王貞治球団会長の本塁打世界記録樹立(756本)から40周年の記念セレモニーが行われた。その直後だった。

 0―0の6回1死一塁。石川の直球を左翼席へ先制7号2ラン。35日ぶりの一発がリーグ最多今季8度目の決勝打になった。8回には左中間席に8号ソロ。今季2度目の2打席連発となった。

 試合前までの6発で左方向はわずか1本。今季は逆方向を意識してきたが、試合前の練習で「強い打球が行かない」と修正。引っ張りで世界の本塁打王となった王氏のように、2本とも引っ張った。

 王氏からは「自分の野球の歴史をつくってほしい」とエールを送られた。異例のGM交代劇から2日連続のV打。主将は「もっと勝てるように」とさらに表情を引き締めた。 (神田 佑)

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