Gキラーの面影なし…阪神・岩貞 最悪4被弾「ブルペンでは良かった」

[ 2017年5月11日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7―9巨人 ( 2017年5月10日    東京ドーム )

<巨・神>4回無死、長野(手前左)にこの日4被弾目となる右中間ソロを打たれ、ぼう然とする岩貞
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 チームとして5本塁打を浴びる敗戦。阪神・岩貞にもGキラーの面影は見られなかった。この日も課題の立ち上がりに制球が定まらず、初回に阿部に右越え先制2ランを浴びた。

 3回に2発、4回にもアーチをかけられ自己ワーストの4被弾。昨季3勝無敗、防御率0・58を誇った巨人相手に今季最短4回7失点の大炎上。4月7日に続く自身巨人戦連敗で2敗目を喫し、自身の前回登板から始まったチームの連勝も6で止めてしまった。

 「試合前のブルペンでは良かった。“行けるかな”というところでいきなりホームランを打たれてしまった。4本とも、打たれたボールは打たれるべくして打たれた」

 ここまで5度の先発中、4試合で初回に失点しており、計9点を奪われている。香田投手コーチも「今年は立ち上がりに球が高くて、コントロールがおぼつかないことが続いている」と顔をしかめた。坂本勇には2打席連続で逆方向の右翼スタンドに放り込まれるなど、昨年ほどの球威が見られないのも不安材料だ。

 昨季の好成績を受け、メッセンジャー、藤浪、能見とともに1年間先発ローテーションを守ることを期待される今季。「反省するところはしっかりしていきたい」と必死で前を向いた。(山添 晴治)

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2017年5月11日のニュース