神話止まったけど…粘りの鳥谷 犠飛&3四球「最低限です」

[ 2017年5月11日 05:47 ]

セ・リーグ   阪神7―9巨人 ( 2017年5月10日    東京ドーム )

<巨・神>2回無死二、三塁、鳥谷は右犠飛を放つ。投手・大竹
Photo By スポニチ

 チームの粘りを象徴する阪神・鳥谷の粘りだった。9回、中谷のソロアーチで2点差に迫った2死からの第5打席。1ストライクから4球連続でボール球を見逃し四球で出塁。一発出れば同点…まで持っていったことは素直に評価されるべきだろう。

 「負けていたので、何とか塁に出ようと思った。状態は、その日、その日で違うので。(走者を)還すところは還す(という気持ちだった)」

 状況に応じた打撃が際立った。2点を追う2回無死二、三塁ではフルカウントから大竹寛の高め速球を打ち返す右犠飛で4試合連続打点。続く糸原の適時打で一時は同点とした。7点ビハインドの6回無死一、二塁では選球眼を発揮し四球で好機拡大し、この回4得点に結びつけた。続く7回2死無走者でも四球を選んで簡単には終わらない姿勢を示した。

 「(犠飛は)先制された後だったし、すぐに点を取り返せて良かった。最低限です」

 今季はここまで打点を挙げた試合は7戦全勝だったが、不敗神話も一時の終わりを見た。無安打で連続試合安打も6で止まったが・271まで下降した打率は3割台(・306)を回復するまでに上昇。「また、あさって(11日DeNA戦)から勝てるように頑張ります」。主将の看板は外れても、チームをけん引する姿勢は変わらない。(山本 浩之)

続きを表示

2017年5月11日のニュース