早実・清宮「オルティス流」練習法!メジャー541発男を参考

[ 2017年3月8日 05:30 ]

左方向に打球を飛ばす早実・清宮
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 19日に開幕する第89回選抜高校野球(甲子園)に出場する早実(東京)が7日、都内の同校グラウンドで練習を公開し、清宮幸太郎内野手(2年)が「オルティス流」の練習法を取り入れていることを明かした。

 「いろんな一流打者も最初は左方向へ打っている。オルティス(元)選手もめちゃくちゃ詰まっても最初は左方向へ飛ばしたりする」

 高校通算78本塁打を誇る大砲は「大リーグで本塁打王」の野望を持つほどのメジャー通で、通算541本塁打を誇るデービッド・オルティス氏(元レッドソックス)を参考に、打撃練習の打ち始めは左方向へ打ち続ける。右肩が開かないことを意識するためだ。

 きっかけは昨秋の東京大会決勝で日大三のドラフト候補左腕・桜井から5打席連続三振を喫したこと。「調子が悪いときはこうなってしまうとか、よくないところをたくさん経験させてもらった。それは練習にも生きている」と説明する。

 8日からは練習試合が解禁され、早実は3試合全て大学生と対戦して甲子園入りする。「大会が近づいてきている感じ」と気持ちの高ぶりを感じつつも、練習試合では「変に力んだりしないでいつも通りやれればいいかな」と自然体で臨む構えだ。

 7日の練習では右翼フェンス後方にある防球ネットを越える場外本塁打を放つなど、パワーアップした姿を披露した。10日の抽選会で対戦相手が決まり、19日に開幕する。昨秋の明治神宮大会準Vで、優勝候補に挙げられているが、清宮は「もちろん優勝を狙っている。でも自分たちのモットーは一戦必勝。その精神を甲子園でも忘れずにやっていきたい」と語る。1年夏以来、2度目の甲子園に向けて最終調整に入る。(東尾 洋樹)

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