イスラエル 台湾も撃破 20安打15点、世界41位が4位を粉砕

[ 2017年3月8日 05:30 ]

WBC1次ラウンドA組   イスラエル15―7台湾 ( 2017年3月7日    韓国 )

<台湾・イスラエル>盛り上がるイスラエル・ベンチ(AP)
Photo By AP

 もう金星とは言わせない。本大会初出場のイスラエルが台湾に20安打15得点で大勝。出場16チームで断然低い世界ランク41位の伏兵が、同3位・韓国に続いて同4位も破り、2次ラウンドに大前進した。

 延長10回にもつれたナイターの辛勝から半日後のデーゲームに疲労も見せず、初回からデービスの先制2点適時打などで4点を奪った。

 3安打2打点のデービスは「初戦もいい打撃があった。今日はそれが形として出た」。12年にメッツの4番として32本塁打を放った大砲は、89年にヤクルトで4勝したロン・デービス氏を父に持つ。ユダヤ系米国人で、母方の祖先はナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を経験。歴史的2勝を刻み「イスラエルに野球が根付くきっかけになるかもしれない」と喜んだ。

 3安打のケリーは昨季メッツで本塁打も記録。「僕らは今大会の弱者だろう」と謙虚だが、昨季メジャーを経験した選手は5人おり、同組で最も多い6人のオランダと大差ない。2次ラウンドに進めば、日本を含むB組の突破チームと対戦する。ジェリー・ウェインスタイン監督は「次の試合に集中するだけだ」と冷静だった。

続きを表示

2017年3月8日のニュース