西武ドラ1今井 牧田塾熱望 代表入りの投球術学びたい

[ 2017年1月21日 05:30 ]

内野ノックを受ける今井
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 春季キャンプのA班(1軍)スタートが内定した西武のドラフト1位・今井(作新学院)が侍ジャパンの牧田から「投球のイロハ」を学ぶことを熱望した。

 埼玉県所沢市内で行われた新人合同自主トレ。雪も降る気温4度の寒さだったが、内野ノックなどを軽快にこなす今井の姿は熱がこもっていた。「牧田さんは日本代表。どういうふうに打者と対戦しているのか将来のためにも聞いてみたい」

 タイプは違う。今井はスリークオーターから最速152キロの直球とスライダーを武器に奪三振率が高い。一方、牧田はアンダースローからの緩急と立体的な投球術で凡打の山を築く。

 まさに、打者心理を読んだ投球術はお手本だ。また、牧田は昨季平均投球間隔が8秒1で両リーグ最短で平均1秒1の超速クイックも大きな武器。「チームに勝ちをつけられる投手になりたい」。サブマリンと練習して目で盗み、話を聞くことは、今井にとって野球人生の大きな財産になる。

 春季キャンプ1軍スタートも心から喜ぶ姿はない。目指すのは開幕1軍。「岸さんという大黒柱が抜けた。少しでも(先発枠に)入っていけるように頑張りたい」。高い志で激しい競争を勝ち抜く。 (平尾 類)

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2017年1月21日のニュース