ヤクルト成瀬 復活へ“目を覚ます”「ごまかす球だった」

[ 2017年1月21日 05:30 ]

練習するヤクルト・成瀬
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 ヤクルト・成瀬が復活に向けた原点回帰を図る。FA移籍から3年契約の最終年を迎える左腕は、過去2年はともに3勝止まりと、新天地で本来の力を出し切れずにいる。「小手先でかわすのでなく、しっかりと切れのある真っすぐを投げたい」ともう一度、初心に帰る。

 昨季は新スタイルを模索。ワンシームにも挑戦したが、今になって思えば「ごまかす球だった」。31歳。老け込むにはまだ早い。一方で「体の変化、ここ何年かで変わってきた」と体調には気を配る。体の柔軟性を求め、ヨガを始めた。食生活も改善。練習日は夜8時までに食事を済ませる。

 チームスローガンは「目を覚ませ!〜Snap out of it〜」に決定した。「何回も(テレビで)見ましたよ。僕も投手陣も悔しい。(自分は)後がないと思ってやっている」。迫り来る危機感。成瀬が持てる力を目覚めさせる。 (川手 達矢)

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2017年1月21日のニュース