ノーモア夏バテ!ラミ監督 守護神・山崎康を春季Cで徹底管理へ

[ 2017年1月21日 06:15 ]

スタッフミーティングに臨むラミレス監督                                                                                                     
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 ラミちゃんが、守護神を徹底監視だ――。DeNAは20日、横浜市内の球団事務所で行われたスタッフ会議を行い、2月1日から沖縄・宜野湾で行う春季キャンプでラミレス監督は昨季33セーブをマークした山崎康を強化指定選手に指名した。

 約4時間の会議を終えた指揮官は、一人だけ個人名を挙げた。「山崎康に関しては、しっかりと沖縄で投げ込んでもらう。昨年、ほとんど投げずに体のシェイプアップができなかった。それでスタミナの面で苦しんだ」

 昨春キャンプは、2年目右腕に調整を一任した。しかし、ブルペンで初めて捕手を座らせたのは10日目。周囲が100球以上投げ込む中で44球にとどまった。「1年目に投げ込みすぎた」という反省からのマイペース調整だったが、8月に3敗を喫するなど、スタミナ面の課題が残った。

 ラミレス監督は「投手コーチと話して、いいプランを用意している。その通りにしてもらう」と予告。山崎康も「一年間を通じて投げられる体力をつける」ことをこのオフのテーマに掲げているが、早い段階でのブルペン入りや投げ込みの球数など、首脳陣に管理されることになりそうだ。

 今季は新たにカブスからパットンが加入。指揮官はメジャー通算52試合の経験を誇る右腕と競わせる方針を示しているが、本命はあくまでも山崎康だ。98年以来19年ぶりの優勝を目指すには大魔神・佐々木のような絶対的守護神が必要。3年目右腕の進化がその鍵を握る。 (中村 文香)

 ≪昨季は8月以降に息切れ≫山崎康(D)は昨季59試合に救援登板し2勝5敗33セーブ。新人だった15年に37セーブを挙げており2年連続30セーブを記録。入団1年目から2年連続30セーブ以上は山崎康がプロ野球初の快挙になった。もっとも昨季は8月に9試合で0勝3敗3セーブ、防御率15.12と大乱調。開幕から7月までは2勝2敗24セーブ、防御率1.69と順調だったが、8月以降は0勝3敗9セーブ、防御率7.08と息切れした。

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2017年1月21日のニュース