山田、川端が太鼓判!北條3割&2桁弾いける

[ 2017年1月15日 05:55 ]

ヤクルトの自主トレに参加し、山田(奥)にゴムバンドで引っ張られながら横向きでスキップする北條
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 阪神・北條史也内野手(22)が14日、愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムでヤクルト・山田哲人内野手(24)、川端慎吾内野手(29)らとの合同自主トレを公開した。遊撃のレギュラーとして全試合出場を目標に掲げる今季へ向けて山田、川端という球界屈指の強打者から確かな成長を認められ、「打率3割&2桁本塁打」に太鼓判を押された。

 1秒、1分…ともに汗を流すその一瞬が進化へつながっていた。今月10日から始まった合同自主トレは5日目。北條の目を見れば、どれだけ成長を後押ししてくれる場所なのかがよく分かる。

 「昨年は“お客様”状態だったのが(今年は)一員になれたのかなと。(昨年の成績は)この自主トレのおかげだと思っているので」

 2年連続トリプルスリーを達成した山田、15年首位打者の川端らとの鍛錬。昨年初めて弟子入りすると122試合に出場して打率・273、5本塁打の飛躍へつなげた。“師匠”たちにも認められた成長ぶり。昨秋から精力的に取り組んできたウエートトレーニングの効果でスケールアップした体格に山田は目を細めた。

 「体つきが全然違う。ランニングでも打撃でも、真面目で、良い雰囲気でやっている。(自分のことを)見られているという感じはすごくするので、見て盗んでいるんだと思いますね」

 中学時代に所属した「大阪狭山ボーイズ」の先輩でもある川端は、北條が目標に掲げる「打率3割」と「2桁本塁打」に太鼓判を押した。

 「体がすごく強くなってる。(3割は)全然いける。試合の中での考え、狙い球の絞り方、本人次第で打率も変わる。(10本塁打も)全然打つでしょ。5本で終わる感じはない。ずっと試合に出れば余裕でいく」

 約1週間を予定する今回の自主トレ期間中に北條は先輩たちから長いシーズンをレギュラーとして戦い抜く体調管理などを学び、「人それぞれあると思いましたけど、僕は夏場に(体重が)減らない方が良い。スイングがにぶくなる」と“答え”を見つけた。

 「競争は始まってると思ってやっている。2月1日から体をマックス(の状態)にもっていけるように、この時期からやっていきたい」。1日平均6時間、みっちりとトレーニングする姿は正真正銘のレギュラーをつかみ取るという決意の表れに他ならない。 (遠藤 礼)

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2017年1月15日のニュース