インディアンス 68年ぶり世界一王手!本拠地連敗でカブス崖っ縁

[ 2016年10月30日 12:25 ]

ワールドシリーズ第4戦 ( 2016年10月29日    シカゴ )

<ワールドシリーズ第4戦>インディアンスの先発・クルバー (AP)
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 29日(日本時間30日)に行われたワールドシリーズ(7回戦制)の第4戦はインディアンスが敵地シカゴで2連勝。対戦成績を3勝1敗とし、68年ぶりの同シリーズ制覇に王手を懸けた。

 初回に先制を許したインディアンスは2回に2―1と逆転。4番・サンタナに右越えソロが飛び出すと、2死一、二塁の場面では先発投手・クルバーが放った三塁へのゴロをカブスのブライアントが一塁へ送球エラー。この間に二走・チゼンホールが生還した。3回と6回にも1点ずつを追加。7回にはキプニスの3ランでダメを押した。

 第1戦で6回無失点の好投を見せたクルバーはこの試合でも見事なパフォーマンスを披露。初回に失点を許したが、その後は安定感を取り戻し、6回5安打1失点でマウンドを降りた。7回からはミラーが登板して2回1失点。8回にソロ本塁打を浴び、好調の左腕は今プレーオフでついに初失点を喫した。9回はオテロが試合を締めている。

 カブスは先発のラッキーが5回4安打3失点。2回にブライアントが犯した2つの送球エラーがベテラン右腕を泣かせた。打線は初回にリゾの適時打で幸先良く先制するも、その後はゼロ行進。ようやく8回にファウラーが左中間へのソロ本塁打を放ったが、大量失点が重くのしかかった。ワールドシリーズにおける本拠地リグレー・フィールドでの71年ぶりとなる勝利はまたもお預け。第5戦は左腕レスターが先発して巻き返しを図る。

 ▼インディアンス・フランコナ監督の話 先発のクルバーは修正しながら素晴らしい投球だった。王手をかけてもやることは変わらない。次も全力で、好投手を相手にぶつかっていくだけ。選手は何をすればいいか分かっている。

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