オリ2番手赤間、4回無失点 東北で初登板、出身地福島にエールの快投

[ 2016年8月3日 22:20 ]

パ・リーグ オリックス1―6楽天

(8月3日 コボスタ宮城)
 楽天戦で1―6と完敗だったオリックスの中で、光明だったのが2番手で登板した赤間だ。4回6失点と崩れた山田の後を受け、5回からマウンドに上がり8回まで無失点。自己最長となる4回を投げきり、55球も自己最多だった。「与えられたポジションでやるしかない。結果を残せたのは良かったが、テンポが悪かった」と内容には不満顔だったものの、粘って失点を許さなかったのは収穫。これで4試合連続無失点となった。

 赤間はドラフト9位で鷺宮製作所からオリックスに入団した新人右腕。福島県楢葉町出身で、地元は東日本大震災で被災しており、実家も半壊したため、その後取り壊されている。楽天戦はプロ初登板で、東北地方で投げるのも今回が初めて。「腕を振って、若月のリードに従って投げました」と熱投したことは、復興を目指す被災地には大きなエールとなったに違いない。

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2016年8月3日のニュース