【和歌山】市和歌山 県勢37年ぶり公立校で春夏連続出場

[ 2016年7月29日 05:30 ]

<市和歌山・箕島>2年ぶり5度目の優勝を決め、マウンドに集まる市和歌山ナイン

第98回全国高校野球選手権和歌山大会決勝 市和歌山2―0箕島

(7月28日 和歌山市紀三井寺)
 箕島以来の快挙を、その箕島を破って決めた。市和歌山が和歌山の公立校としては79年の箕島以来、37年ぶりの春夏連続出場。背番号13の2年生・藪井が8回1死二塁で決勝2ランを放ち「チームに貢献できてうれしい」と喜びを爆発させた。

 今秋ドラフト候補の最速143キロ右腕・赤羽は巨人、阪神など4球団が視察する中、5四死球と制球に苦しみながらも要所を締めて2安打完封。「先に点をやらないことだけ考えて、粘りました。でも、ボールが先行したので70点ぐらいの出来」と苦笑いした。市和歌山商からの校名変更後、2度の甲子園で未勝利。エースは「まずは校歌を歌いたい」と春初戦敗退のリベンジを誓った。

 ▽市和歌山 校訓は誠実・思索・実践。OBにヤクルトの川端慎吾ら。

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2016年7月29日のニュース