【徳島】鳴門　県勢最多の５連覇達成　池田も成し得なかった偉業

第９８回全国高校野球選手権徳島大会決勝 鳴門２―１鳴門渦潮

（7月28日 鳴門オロナミンＣ）
　鳴門が、徳島大会最多の５連覇を飾った。「やまびこ打線」の池田でさえ成し得なかった偉業だ。初回２死二塁から、４番の手束が中越えへ先制の三塁打。主将は「低めのスライダーに反応できました」と胸を張った。

　６回に追いつかれたが、７回に日野の右前適時打で勝ち越し。エース河野は３安打１失点、７奪三振で完投した。１年夏に聖地を経験した背番号１は「低めに投げることを意識した。甲子園でも内野ゴロを打たせて、守備からリズムをつくれるようにしたい」と声が弾んだ。昨年、一昨年と初戦敗退が続く。森脇稔監督は「１勝を目標に、それから一つ一つ勝ち上がっていきたい」と結んだ。

　▽鳴門（徳島）プロ野球西武の潮崎哲也コーチもＯＢ。