由伸監督ら輩出…ポニー協会 公益法人取り消し勧告 虚偽報告明らかに

[ 2016年3月1日 06:30 ]

羽田空港を出発する高橋監督

 少年野球の公益社団法人日本ポニーベースボール協会が、公益認定取り消しの勧告を受けていることが分かった。内閣府公益認定等委員会が26日付で監督官庁である行政庁に対し、虚偽報告などを理由に取り消し勧告を行ったことを公表。今後体制が是正されない場合はリーグ運営に支障が出る可能性も出てきた。

 ポニーは子供の年齢に合わせ、2年ごとにリーグ分けしたシステムで運営。巨人・高橋由伸監督やスポニチ本紙評論家の石井一久氏らがプレーしたことで知られる。公表資料によると、同協会は11年に公益認定を受けて以降14年までに社団法人として開催が定められている社員総会を一度も開催していなかった上、事業報告で社員総会を開催している旨の虚偽報告を続けていた。また、不適切な経理処理なども指摘された。

 今回は法人への勧告、命令の手続きを経ずに認定取り消し勧告が行われた初の事例。同協会は「今後は行政庁にお話を聞きながら、直すべきところを直していきたい」とした。

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2016年3月1日のニュース