松中が引退会見「現実は厳しかった」今後は「野球に携わる仕事を」

[ 2016年3月1日 17:26 ]

引退会見で涙する松中

 現役引退を決断した元ソフトバンクの松中信彦内野手(42)が1日、福岡市内のスポーツジム「トータルワークアウト」で引退会見を行った。

 報道陣は約50人。松中はスーツ姿でマイクを握り「私、松中信彦は2016年3月1日、19年間の現役を引退することを決断しました」をあいさつした。現役続行に懸けて自ら各球団に電話を入れるなどしていたが、残念ながらオファーは届かず。「現実は厳しかった。でもダラダラしたくないと思っていたし、2月いっぱいと決めていた」と心境を明かした。

 今後については「野球に携わる仕事をしたい」と明言。勉強を重ね、引き出しを増やした上で「機会があれば、(古巣である)ホークスのユニホームを着たい」との希望も明かした。自身はソフトバンク・王貞治球団会長に3冠王に育ててもらった。平成唯一の3冠王は、「(将来は)3冠王になるような選手を育てられれば」との夢も語った。

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2016年3月1日のニュース