元ソフトB松中が引退決断「これが僕の野球人生」オファーなく1日会見へ

[ 2016年3月1日 03:30 ]

ホークス一筋19年で現役生活を終えることを決断した松中

 2004年に3冠王に輝いた元ソフトバンクの松中信彦内野手(42)が29日、現役引退を決断したことを明かした。同日、福岡市内でスポニチ本紙取材に答えた。

 「あそこで辞めていた方が、悔いが残った。最初から少ないチャンスだと思っていたので覚悟はできていました。これが僕の野球人生です」

 出場機会を求めて昨年ソフトバンクを退団し、NPB他球団での現役続行を希望していたが、オファーがあったのは独立リーグ1球団だけ。2月に入るとNPB6球団に自ら電話で売り込んだが、期限に設定していた2月末までに獲得へ名乗り出る球団はなかった。1日に福岡市内で引退会見を行う。

 ◆松中 信彦(まつなか・のぶひこ)1973年(昭48)12月26日、熊本県生まれの42歳。八代第一(現秀岳館)では甲子園出場なし。新日鉄君津(現新日鉄住金かずさマジック)2年目の93年から補強も含めて4年連続都市対抗出場。96年はアトランタ五輪で日本代表の4番を務めて5本塁打16打点。同年ドラフト2位(逆指名)でダイエー入り。04年に史上7人目(11度目)の3冠王に輝く。15年に19年間在籍したソフトバンクを退団。1メートル83、97キロ。左投げ左打ち。

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2016年3月1日のニュース