楽天を陰で支える秋田トレーナー 故障者ゼロへの取り組みとは

[ 2016年2月11日 13:45 ]

仙台沖縄・久米島キャンプで選手のランニングタイムを計測する楽天・秋田トレーナー

 鋭い眼光で選手の動きを見守っている。選手の練習メニューやコンディションを管理しているのが、楽天の秋田佳紀トレーナー(34)だ。

 昨季は2年連続で最下位に低迷。嶋、銀次、藤田ら主力の故障が重なったことも低迷した大きな要因だった。そこで同トレーナーは昨年のシーズン後に過去数年の選手の故障ケースを改めて確認。ベースランニング中の故障が最も多いことが分かった。

 今回の沖縄・久米島キャンプのベースランニングの練習ではストップや切り返しの動きを増やし、走塁技術の向上とともに故障防止を目指している。「今月1日のキャンプインからここまで、1軍では大きな故障者は出ていない。これから実戦も増えてくるので、より選手の動きに気を配りたいです」と話す。

 毎年12月にはフィリピン、ネパール、インドネシアなどに足を運び、積極的に野球振興活動も行っている情熱家。年下の選手からいじられるなど、人望も厚い。

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2016年2月11日のニュース