これぞ主将！坂本、天敵攻略Ｖ２ラン！原監督も働き絶賛

＜巨・広＞４回、先制の左越え２ランを放ち打球の行方を見つめる坂本

セ・リーグ 巨人２―０広島

（9月24日 東京Ｄ）
　巨人・坂本が得意の内角打ちで試合を決めた。０―０の４回１死二塁。「狙っていたわけではない」。そう振り返る野村の内角低めのシュートに反応。体に巻き付くようにバットを振り抜き、左翼席中段へ運んだ。１２０メートルの特大１２号２ランが決勝点となり、今季３戦３勝を許していた相手右腕に初めて土をつけ「後で見たら凄く厳しいコースでしたけど、必死にボールに食らいついて打った結果」と胸を張った。

　最近５試合は２０打数２安打、打率・１００と不振に苦しんでいた。３三振を喫して敗れた２０日の中日戦（ナゴヤドーム）後には原監督に「こういう時こそキャプテンが引っ張らないと」とハッパを掛けられた。この日はいつもより早く球場入りし、清水打撃コーチとともに映像を見て修正。「久しぶりにいい形で打てた」と好感触を得た。

　原監督は「今シーズン一、飛距離が出た見事なホームラン。クリーンアップが打つとチームが乗る」と絶賛。「あとは４番、５番だな」とともに３打数無安打だった阿部、長野に奮起を促した。

　▼巨人・白石興二郎オーナー（試合を観戦し）何も言うことはないよ。一試合一試合頑張って。