谷繁、有終打!一度は胴上げ固辞もVの「予行演習」舞い

[ 2015年9月25日 05:30 ]

<中・神>ナインに胴上げされる谷繁兼任監督

セ・リーグ 中日4―2阪神

(9月24日 ナゴヤD)
 「引退試合」の和田が5度宙を舞った後、中日・谷繁兼任監督は一度は固辞したが、観念したように輪の中に入った。「“俺は優勝した時にしてほしい”と言ったんだけど。ただ、ファンのコールを頂いたのでじゃあ予行演習だと」。照れくさそうに言った。

 本拠地最終戦は、1打席限定でのスタメン出場。2回1死一、三塁で、3ボールからの4球目を引っ張る。通算2108安打目は左前適時打。「ナゴヤドームでは最後という執念があのコースに打球を飛ばしたのだと思う」。同じく引退する和田を迎え入れ、これが決勝打。ここで元同僚の阪神・福留、サプライズ登場した歌手の松山千春から花束が手渡された。

 試合後のセレモニーでは、監督として「来年こそ期待に応えられるように戦っていきます」と不本意なシーズンを謝罪。選手としては、26日の古巣DeNA戦(横浜)が最後の勇姿となる。

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