トラの“鉄人”鳥谷、死球も強行出場へ 指揮官は打順昇格示唆

[ 2015年6月30日 08:50 ]

28日の試合前、和田監督(左)と話し込む鳥谷

 阪神・和田監督が29日、鳥谷について変わらぬ信頼を強調した。30日のヤクルト戦について「出るよ」と明言。日にち薬で打順は上がっていくか?と問われ「もちろん」と即答した。

 事の発端は前日28日のDeNA戦だった。それまで1番を打っていた鳥谷が7番へと降格。試合後には「先週の死球の影響があった」と明かし、21日のヤクルト戦で久古から背中付近に受けた死球が打順降格に影響を与えたことを認めていた。

 確かに、前日の仕事ぶりは死球禍を感じさせないほど見事だった。3回の第1打席で三浦からチーム初安打となる左前打を放つと、6回はチャンスを拡大する四球。8回の第4打席でも四球を選び、3度の出塁を果たした。守備でも難しい遊ゴロを難なくさばき、先発の藤浪を援護。攻守に存在感を発揮していた。

 目下、2004年9月9日のヤクルト戦(甲子園)から1536試合連続出場中。12年開幕から続くフルイニング出場も、502試合を数える。誰もが認める虎の「鉄人」。30日からのヤクルト、DeNA6連戦もグラウンドに立つ。

続きを表示

2015年6月30日のニュース