藤浪、DeNAの機動力を警戒 苦手舞台での再戦に細心注意

[ 2015年6月30日 09:27 ]

キャッチボールで調整する阪神・藤浪

 “サンデー晋ちゃん”がDeNA連破だ!阪神・藤浪が7回2失点の好投で6勝目を挙げた28日のDeNA戦(甲子園)から一夜明けた29日、甲子園での指名練習に参加。ランニング、ダッシュ、キャッチボールで汗を流し、再びDeNAとの対戦となる次回7月5日の先発へ向け、「きのう(28日)の投球を踏まえて、配球などいろいろ考えたい」と作戦を練った。

 28日は本調子とは言えない状態ながらも、複数安打を許したのは関根のみ。梶谷、筒香、ロペスの強力クリーンアップには合わせて単打2本しか許さなかった。だが、次戦は甲子園と比べて狭い横浜スタジアムでの一戦となる。勝利にはこだわる姿勢を見せながらも「一発を少々食らってもいいくらいの気持ちでいきたい」と無失点には固執しない様子を見せた。

 一方で「機動力を使ってくるというか走れる選手が多い。(横浜スタジアムは)人工芝で走りやすいといえば走りやすいので気をつけたい」と、リーグトップの14盗塁を誇る梶谷を中心とした足を絡めた攻撃に警戒を強めた。同球場ではプロ入り後に2度登板し、1勝1敗ながら防御率7・20。得意ではない舞台だけに細心の注意をはらっている。

 自身5連勝中で、奪三振数103は両リーグ最多。打撃面でも29打数5安打(打率・172)3打点と投手としては上々の成績を誇る。28日も6回2死二、三塁から適時打を放つなど、得点圏では8打数3安打で打率・375と打者顔負けの成績を残している。DeNAを相手に再び投打に存在感を示す。(柳澤 元紀)

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2015年6月30日のニュース