大谷 関根潤三以来の二刀流選出 13年野手に続き今回は投手

[ 2015年6月27日 05:30 ]

<西・日>6回2死二塁、左前適時打を放つ大谷

パ・リーグ 日本ハム4-12西武

(6月26日 西武D)
 日本ハム・大谷はパ先発投手部門で、3年目で初めて投手としてファン投票選出された。13年に外野手部門3位に入り、投手と野手の両方でファン投票で球宴出場するのは53年に投手、63年に外野手で選ばれた関根潤三(近鉄)以来となった。

 監督推薦で出場した昨年は甲子園で第2戦に先発し、日本球界最速タイ記録の162キロを出した。西武戦前に取材に応じると、1年前を思い出して「昨年はマスコミの人に(球速を期待していると)言ってもらった。記録を狙いにいったというよりも、狙いにいかされた」と苦笑。それでも、周囲の期待に応えるのがスーパースターだ。

 「(球速に)特別な思いはないが、短いイニングを投げるチャンスは少ない。最初から全力でいけるように頑張りたい」。今回の球宴も「二刀流」は封印される。栗山監督は「故障のリスクが高くなることはしない」と登板前後の野手出場を否定。ならば、注目は球速記録更新の一点だ。

 西武戦はDHで先発出場。打率1割台と打撃の調子が上がらない中、6回の左前適時打で6月3日以来の打点を挙げた。「もっと早い段階でチャンスをつくりたかった」。大敗に声のトーンは低かった。 (横市 勇)

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