スカウト5人以上派遣!阪神 大分商ドラ1級高校生右腕を視察へ

[ 2015年6月27日 09:37 ]

大分商の森下

 県岐阜商・高橋純平投手に匹敵する「恋人」が九州にいた。最速148キロを誇り各球団もマークしている大分商・森下暢仁投手(17)を、阪神も今秋ドラフト上位候補にリストアップしていることが26日、分かった。28日には福岡工大城東との練習試合に「視察団」として5人以上のスカウトを派遣予定。クロスチェックし、右腕の実力を見極める。

 猛虎のスカウト陣が九州に集結する。お目当ては、福岡工大城東高グラウンドで行われる練習試合に登板が予想されるドラフト1位級の右腕。今秋のドラフト戦略を左右する逸材と言っていい。

 森下暢仁―。中央球界での知名度はそれほど高くないが、今春に各球団の評価を急上昇させた本格派だ。1メートル80、75キロと細身の体格から、MAX148キロの直球を投げ込む。投手経験は1年弱だが、しなやかな投球フォームに、ボールの切れも申し分ない。3月の慶応との練習試合で自己最速となる148キロをマークし1安打完封。春の大分大会・豊府戦では7回参考ながらノーヒットノーランも達成した。さらに、今月6日の東海大相模との練習試合では、ともに上位候補の小笠原、吉田を視察に来た各球団スカウト陣の前で、10三振を奪い2失点完投。九州に森下ありを印象付けた。

 阪神も早くから右腕の情報をキャッチしており、夏の大会に入り、連投による疲れが出る前に、森下が持つポテンシャルの高さと力量を見極める方針を固めた。「森下君についてはスカウト5~6人で見に行きます。球の力、切れ、制球力など総合力で(県岐阜商)高橋君に劣らぬ素材と評価しています」と球団関係者の言葉も熱を帯びる。

 今春センバツでプロの注目を一身に集め、阪神も1位候補に挙げる152キロ右腕の県岐阜商・高橋に匹敵する逸材。その真価を見極めるべく、猛虎はクロスチェックを敢行する。クロスチェックとはドラフト候補の当該地区担当だけでなく、他地区の担当スカウトの目も駆使し、対象選手の実力を多角的にはかる手法。それを行う時点で、評価が1~2位の上位クラスであることを意味する。

 別の球団関係者によると、今回は中村勝広ゼネラルマネジャーは視察しない。ただ、甲子園出場を逃した場合に備え、森下と高橋に関しては地方大会中に直接視察する方針だという。一昨年、昨年と2年連続で大学・社会人の即戦力投手を1位指名した猛虎だが、今年は超高校級の2投手が、ドラフト戦略の軸となりそうだ。

 ◆森下 暢仁(もりした・まさと)1997年(平9)8月25日生まれの17歳。大分県大分市出身。小3から野球を始め、(148キロ右腕/)大東中では軟式野球部に所属し投手兼遊撃手として3年夏に九州大会で優勝し全国大会にも出場。大分商では1年夏からベンチ入りし2年秋からエース。1メートル80、75キロ。右投げ右打ち。

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