阪神 ヤクルト3連戦は左腕トリオで ローテ再編で首位固め

[ 2015年6月27日 05:30 ]

中西コーチ(左)からアドバイスを受ける岩貞

セ・リーグ DeNA-阪神(雨天中止)

(6月26日 甲子園)
 26日のDeNA戦(甲子園)が雨天中止となったことで、阪神のローテーションが再編される。この日、先発予定だったメッセンジャーは、27日の同戦にスライドで先発することが決定。28日は予定通り、藤浪が登板予定で右のダブルエースを立てる。

 2軍から昇格し、27日に先発すると見られていた2年目の岩貞はこのまま1軍に同行し7月1日のヤクルト戦(神宮)に向かう。この日は甲子園球場に隣接する室内練習場で汗を流し「次の登板機会を頂いたので、良いコンディションで臨めるようにしたい」と気持ちを切り替えた。

 5月24日の今季初登板で2回1/34失点と打ち込まれたDeNAとの対戦を回避することになり、3月18日の練習試合で5回途中2失点と及第点の投球を見せたヤクルト相手にぶつけられる。中西投手コーチも「DeNAは左(投手)に強いやろ」と話した。

 利点はまだある。同投手コーチは「たまたまやけど」と話すにとどめたが、6月30日からのヤクルト3連戦には初戦の岩田、3戦目の能見と左投手3人を起用することが決定的となった。

 川端、雄平と左の好打者を揃えるツバメ打線は今季、対右投手の打率・261に対し左投手は・220と明らかに苦戦しているデータが残っている。雨天中止が幸いして、左3枚という、相手打線が最も嫌がる顔ぶれを起用できることになったわけだ。ローテ再編も追い風に猛虎が首位固めを狙う。 (遠藤 礼)

続きを表示

2015年6月27日のニュース