西武・十亀、チームトップタイ6勝目も「お立ち台が不思議」

[ 2015年6月27日 18:33 ]

<西・日>お立ち台でガッツポーズを見せる浅村(左)と十亀

パ・リーグ 西武9―3日本ハム

(6月27日 西武プリンス)
 西武打線が12安打9得点で日本ハムに快勝した。

 前日19安打12得点の勢いはこの試合でも止まらなかった。初回に幸先よく2点を先制した西武は4回に浅村の9号3ランでリードを広げ、続く5回にも中村の適時打などで3得点を追加。投げては先発の十亀が6回8安打2失点という内容で野上に並ぶチームトップタイの6勝目を手にした。

 4回、無死一、二塁の好機で「しっかり走者を返そう」と打席に入った浅村は2試合連続の一発。「手応えはよかった。最近、得点圏で打ててなかったのでよかった」と表情を緩ませた。

 「ここに立っていることが不思議」とお立ち台で首をかしげるのは十亀。6回に崩れたことを悔やんでいたが、「5回までは試合をつくることができたと思う」とうなずく場面も。今後の課題として「僅差の試合でもしっかり投げられるように頑張りたい」と意気込んだ。

 田辺監督は「好調をキープして、良いかたちで得点できた」と打線に関しては納得の様子。しかし、十亀に関しては「点差があるのだからもう少し余裕を持って投げてほしい。球数100球以下で制球を乱すという部分は修正してほしい」と注文をつけた。

 この勝利でチームは今季最多の貯金10。「バランスは良い。これをどれだけ続けられるかの辛抱。挑戦者として一つ一つ戦うことには変わりない」と指揮官は気を引き締めていた。

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