なぜ?ナショナルズ主砲、球宴本塁打競争に参加しない理由

[ 2015年6月2日 17:07 ]

ナショナルズのブライス・ハーパー外野手 (AP)

 米メディアは7月14日にシンシナティで行なわれるオールスター戦前日の本塁打競争に、ナショナルズのブライス・ハーパー外野手(22)が参加しない可能性があることを伝えた。

 ハーパーは13年の本塁打競争において、優勝したセスペデスに次ぐ2位となっているが、この時に投手を務めたのが父親であるロン。しかし、シンシナティの地元紙によると、そのロンがスノーボードで肩を痛め、同部位の手術を受けたとのこと。今年のオールスターでは息子のために文字通り腕を振るうことができなくなった。

 これを受けてハーパーは「最終決断ではないけれど、今年の本塁打競争には参加しないかもしれない。父の投げる球が一番打ちやすかったわけだからね」とコメント。さらに「特別な瞬間になるはずだった…。父はレッズの大ファンとして育った人間だからね」と憧れのチームの本拠地で投げることができないロンの無念さを嘆いた。

 ハーパーは1日現在、打率3割2分5厘、18本塁打、43打点とMVP級の活躍。本塁打競争当日までに、父親以外で同選手を納得させる投手が何とか現れないものかとファンは期待する。

続きを表示

この記事のフォト

2015年6月2日のニュース