巨人・内海 背水の復帰戦 5日今季初先発もサバイバル激化

[ 2015年6月2日 05:30 ]

5日のソフトバンク戦での今季初先発に向け、キャッチボールで調整する巨人・内海

 巨人先発陣のし烈なサバイバルが始まる。左前腕部の炎症で2軍調整していた内海と、高卒2年目左腕の田口が1軍に合流。川崎市のジャイアンツ球場で汗を流した内海は「やらないといけない気持ちしかない」と強い決意を口にした。

 ここまでリーグトップタイの6勝を挙げている菅野が首痛のため31日に出場選手登録を抹消されたが、軽症のため1軍に同行。一度登板を飛ばすだけで復帰する見込みだ。5勝のポレダもクイックの修正などのため30日に登録を抹消されたが、外国人枠に空きがあれば最短10日で1軍に復帰する可能性はある。

 5日のソフトバンク戦(東京ドーム)で今季初登板初先発するプロ12年目の内海について、斎藤投手コーチは「一番の兄貴分が帰ってくる」と期待を寄せる一方、「(先発が)あふれちゃうね。(内海も)人のことを心配している場合じゃないでしょう」と指摘した。

 チーム防御率は12球団トップの2・61。内海は菅野、杉内、新人の高木勇を除いた先発ローテーション残り3枠を大竹、田口、外国人投手と争うことになる。通算115勝で実績十分の左腕であっても、ローテーションに生き残るためには結果が求められ、内海自身も「まずは結果を残さないといけない。遅れた分をしっかり取り戻せるように投げたい」と表情を引き締めた。

 チームは首位・DeNAと1ゲーム差の2位。シーズンを通しての競争は、投手陣全体の底上げにもつながる。菅野の代役として、2日のオリックス戦で先発する田口は「菅野さんの代わりができるように頑張りたい」と意気込んだ。

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2015年6月2日のニュース