３度目は避けたい…オリ・ブランコ復帰止められた

オリックスのブランコ

　右内転筋肉離れで離脱中のオリックス、トニ・ブランコ内野手（３４）の復帰が延期されることが１日、分かった。

　本人は交流戦中の実戦復帰を視野に入れていたが、瀬戸山隆三球団本部長らがこの日、神戸市内でミーティングを行い、リハビリ組の進捗（しんちょく）状況をチェック。「昨日、加藤編成部長がブランコ本人に完治を目指してほしいという話をした」と明かし、慎重にリハビリさせる方針を示した。

　チームは前日に５４試合目にして早くも自力優勝の可能性が消滅。主砲の１日も早い復帰が望まれるが、３度目の離脱となれば元も子もない。中島や小谷野についても同様に慎重に進める方針。１軍復帰が７月にずれ込む可能性もあるが、球団はカラバイヨとブランコのＷ大砲を巻き返しの切り札とみており、完治を優先させる方針を貫く。