沢村痛恨被弾も責められない…原監督 打線に苦言「ゼロ多すぎる」

[ 2015年4月11日 05:30 ]

<巨・ヤ>延長11回、畠山(左)にソロ本塁打を浴びる沢村

セ・リーグ 巨人2-3ヤクルト

(4月10日 東京D)
 巨人・沢村が畠山に投じた148キロ直球は無情にも右翼席まで届いた。延長11回、沢村は2イニング目。「大事な場面を任せていただいている。僕に責任がある」と唇をかんだ。

 3連敗で今季ワーストタイの借金3。原監督は「ピッチャーはよく頑張ってます。責めるわけにはいかないね。攻撃陣が何とかもう1点。ゼロイニングが多すぎるね、ゼロイニングが」と声のトーンを上げた。3連敗中の失点は3、1、3点。貧打という課題がより浮き彫りとなっている。5打数1安打に終わった4番・阿部は「みんなが打ちたいと思っている。変な力みにならないよう、冷静に打席に入ってやるだけです」と話した。

 得点は2回に金城の適時打で挙げた2点のみ。4回から9回までは、1人の走者も出すことができなかった。打撃不振の要因を問われた指揮官は「心は強いと思うね、うちのチームは。体力もあると思うね。あとはもう一つだな。その部分をみんなが考えた方がいいね」と言った。あと一つとは――。苦境からの脱出には「技」の改善が必要だ。

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2015年4月11日のニュース