安達、正遊撃手死守へ…ライバル中島のバットで打撃に磨き

[ 2015年2月19日 09:38 ]

 オリックスの安達了一内野手(27)が、新バットで練習していることが18日、分かった。そのバットは同僚・中島のもので、遊撃を争うライバルの逸品を使い打撃に磨きをかける「下克上プラン」を練っている。

 きっかけは福良ヘッドコーチからの助言だ。安達は「僕は内からバットが出てこないので、福良ヘッドに『中島みたいに内から出せるように』と言われて。それで中島さんから、バットを頂くことになった」。すでにティー打撃や室内でのマシン打撃で使い、打撃フォームを矯正している。

 中島のバットは920~930グラムはある長距離砲タイプのもので、安達のものとは約40グラムは重い。当初は「重くて、振り回せない」と苦しんでいたが、体の近くからバットを出す軌道に修正されつつある。「試合に出られないかもしれない危機感はある」と正遊撃手の座を守るために必死だ。

 キャンプではファンにメッセージを発信する必要性を感じ、17日の深夜からツイッターを始め、フォロワーが1日で6000件を超す盛況ぶり。中島流で打撃に磨きをかけ、目標の打率3割超えを狙う。

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2015年2月19日のニュース