栗山監督 大谷に愛のダメ出し「良かったところはナシ」

[ 2015年2月9日 16:20 ]

<日本ハム紅白戦>2回1失点の大谷

日本ハム紅白戦 紅組1―1白組

(2月9日 名護)
 日本ハムの大谷は投手としての今季初実戦で2回2安打1失点(自責0)。最速155キロをマークするなど150キロ台は48球中9球を数えたが、制球が定まらず今ひとつの内容だった二刀流右腕に、栗山監督は「良かったところはなかった」とダメ出しした。

 大谷は3回から2番手で登板し、まずは昨秋から本格的に取り組んでいるワインドアップで投げたが、飯山に直球を捉えられて中前打をされた後、味方の失策もあって失点。セットポジションに戻した4回は無失点に抑えたものの、新外国人レアードに右中間フェンス直撃の安打を浴び、佐藤にも四球を与えるなど内容的にはまだまだ課題が残った。

 本人はこの試合をテストの場と捉え、試合後は「まっすぐ中心でワインドアップとセットと両方やろうと思っていた。いいボールと悪いボールがはっきりしていた。次の機会で改善していきたい」と前向きに振り返った。しかし指揮官は違った。まず「若い先発ピッチャー」に対して「何のために試合形式でやっているのか意識してやってほしい。紅白戦だからというのがどっかにあるのであれば、それは大きな考え違い。試しは練習の中でしておかなければならない」と一喝。取材陣からあらためて大谷について問われると「良かったところはなかった。それが一番の発見」とバッサリ斬って捨て、「何のために1月から準備してきたのか」と期待の大きさゆえの苦言を呈した。

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