カブス　経験豊富な外野手デノーフィアと１年契約

　カブスは９日、今オフにマリナーズからフリーエージェント（ＦＡ）となっていたクリス・デノーフィア外野手（３４）と１年２６０万ドル（約３億円）で契約を結んだと発表した。

　デノーフィアは０２年にドラフト１９巡目（全体５５５位）でレッズから指名を受け、０５年にメジャーデビュー。その後、アスレチックス、パドレスと渡り歩いた。昨季はトレード期限間近の７月３１日にマリナーズへトレード。パドレス、マリナーズの２球団合計で１２１試合に出場して打率２割３分、３本塁打、２１打点を記録し、オフにＦＡとなった。

　カブスがデノーフィアに期待するのは打撃ではなく、３つのポジションをすべてこなすことができる経験豊富な外野での守備。困った時の「第４の外野手」としてチームを救ってくれそうだ。また、父方の祖父がイタリア人のデノーフィアは同国代表として、０９年、１３年に行なわれたＷＢＣにそれぞれ出場している。