長嶋さん 成田山初詣で3つの「必勝」祈願

[ 2015年1月3日 05:30 ]

3つの祈願を語る長嶋氏

 巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(78)が2日、初詣のため千葉県成田市の成田山新勝寺を訪れた。現役時代から恒例にしている参拝で、巨人のリーグ4連覇と3年ぶりの日本一奪回、2020年東京五輪での野球競技の復活、自身が患う脳梗塞からのさらなる回復を祈願。シーズンの戦い、種目選考、そして病の3つに「勝つ!」と熱く声を上げた。

 気温5度、澄み渡る青空。すれ違う参拝客に声を掛けられ、笑顔で応じながら長嶋氏は大本堂に入った。現役時代から欠かさない、成田山新勝寺での初詣。お護摩の炎がゆらめく中、今年は3つの「必勝」を祈願した。

 まずは巨人について。リーグ3連覇を果たしながら、CSファイナルSで阪神に4連敗を喫し敗退した雪辱だ。

 「4連覇が懸かるペナントで優勝して、なおかつ日本一になる。そういうつもりでファンの皆さんも待っている。監督、コーチ、選手諸君も大変でしょうが、今年こそはものにしてほしい」

 自身が主役を演じたV9以来のリーグ4連覇。その先には日本一奪回が至上命令としてある。

 さらに、野球界の未来を占う上での悲願が東京五輪での野球・ソフトボールの実施競技としての復活だ。昨年12月8日のIOC臨時総会で開催都市が実施種目を複数提案できる権利が承認され、復活へ大きく前進した。

 「2020年の東京五輪まであと5年。是が非でも日本の関係者に頑張ってもらい、五輪の正式種目に復活してもらいたい」

 個人としての「勝負」にも向き合い続けている。04年に患った脳梗塞。寝たきりとなる危機を壮絶なリハビリで乗り越えた。徐々に一人での歩行が可能となり、昨年5月5日には愛弟子・松井秀喜氏が投手役を務めた始球式でバットを振るまでに回復した。

 「健康に留意して一日、一年を大事にしていきたい。こういう病気は少しずつ治していくもの。難しいけど、病気に負けるのではなく、勝つためにやっていく。俺の病気はどっちかというと難しい病気だから。こういう状態だけど、最後は勝つと思っているから」

 勝負の世界を生き抜いてきた生きざまは、新勝寺の「新たに勝つ」という寺号に重なる。94年の巨人監督時代、中日との10・8決戦で響かせた「勝つ!勝つ!勝つ!」の合言葉を思い起こさせるように、長嶋氏の2015年が力強く明けた。

 ≪3日の「独占!長嶋茂雄の真実」で放送≫この日の初詣の模様は、長嶋氏の壮絶なリハビリの密着映像などとともに、3日の午後9時からTBS系「独占!長嶋茂雄の真実」で放送される。スタジオ収録では長嶋氏が次女・三奈さんとテレビ初共演。松井秀喜氏への伝説の素振り指導が再現され、松井氏の今後に向けたエールも送られる。

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