藤浪 “マエケン塾”10日間で学び取る 1月中旬開講へ

[ 2014年12月28日 05:30 ]

藤浪(右)と前田健

 阪神・藤浪晋太郎投手(20)が来年1月中旬から広島・前田健太投手(26)とともに行う合同自主トレ日程が、約10日間であることが27日、判明した。場所はマエケンが契約を結ぶ都内の「ウイダートレーニングラボ」。同施設では専属トレーナーが選手個々に適した練習メニューを用意。当然“マエケンメニュー”も用意され、それを藤浪が体験することも可能だ。

 「前田健太さんとは10日間くらいですかね。場所の都合もあるので、キャッチボールやランニングと、トレーニングをメーンにやりたいと思います。自分の練習メニューもあるので(施設が用意してくれる)メニューも参考にしながら、やりたいと思います」。待ちに待った「マエケン塾」の開講が、いよいよ間近に迫った。

 実り多き期間とするため、1秒たりとも無駄にするつもりはない。基本的には、自らに必要な練習メニューの消化を最優先する構え。とはいえ、目と鼻の先には憧れの先輩がいる。その技術、練習姿勢を盗むチャンスだ。いや、それだけではない。「練習メニュー」もまた学び取る対象になる。マエケンは施設が用意する個人メニューに取り組む見込み。そのメニューを体感し、自らに必要と思えば、採り入れればいい。それも同施設、同環境で練習するメリットと言える。

 「プラスアルファを求めるというか、何か、そういうものがほしくて参加させてもらいます。そういうものを何か一つ持って帰ってこれたら」。今季は入団から2年連続2桁勝利をマーク。球団の高卒投手では68年の江夏豊以来46年ぶりの快挙だった。それでも満足できない。目標は日本を代表する投手。最多勝、沢村賞を獲る投手だ。自身の殻を打ち破るため、そしてさらなる進化を目指した“入門”。一流の技術、姿勢、練習メニュー…。最低でも何か一つを身につけてみせる。

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