西武Dに光成シート 母校・前橋育英が年間席購入を検討中

[ 2014年12月28日 05:30 ]

西武ドラフト1位の高橋光成

 来年3月1日に西武ドームから改称される西武プリンスドームに、「光成(こうな)シート」が誕生する。西武のドラフト1位・高橋光成投手(17)が在籍する前橋育英を運営する群馬育英学園が、年間シート購入を検討しているもので、同学園関係者は「ウチの甲子園優勝投手の西武入団は大変光栄。全力で応援したい。年間シート購入について西武球団と話し合っているところです」とした。

 席種は検討中だが、最高はバックネット裏の4席1ボックスで280万8000円。母校の投資に、高橋は「応援していただいていることを実感しました」と感謝感激の様子だ。同球場は、小学1年時に生まれて初めてプロ野球を観戦した思い出の地。「群馬から一番近いのが西武。応援してもらえる選手になって、足を運んでもらいたい」と話す。

 自身のプロ入りへの準備も着々と進んでいる。同高・荒井直樹監督のモットー「凡事(ぼんじ)徹底」の4文字を刺しゅうした新グラブが間もなく届く。全力疾走、丁寧なキャッチボール、ごみ拾いなど「誰にでもできることを、誰もできないくらいやろう」という恩師の教えを刻み込んだ。

 来年1月初旬に埼玉県所沢市の若獅子寮に入寮する右腕は「前橋育英で教わってきたことを続けていきたい」。1年目から即戦力となれば、登板するたびに本拠地の年間シートから母校の熱い声援が届く。

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