秋山監督 黙ってられず「集合!」 ミス連発で緊急ミーティング

[ 2014年8月27日 05:30 ]

<ソ・日>初回1死一、三塁、中田の打球に突っ込みすぎ、後逸する長谷川

パ・リーグ ソフトバンク2-4日本ハム

(8月26日 ヤフオクD)
 打てず、守れず…。ソフトバンクは26日、日本ハム戦に2―4で敗れて連敗を喫した。打線は大谷翔平投手(20)を攻略しきれず、守りではミスを連発。試合後、秋山幸二監督(52)は緊急ミーティングを開いて、選手たちを引き締めた。大谷と今季4度目の対戦で初黒星を喫して、2位・オリックスとのゲーム差は2・5。V奪回へここが正念場だ。

 午後9時34分。秋山監督は試合後の会見を開くテーブルを通り過ぎていった。「集合!」の声が響き慌ただしく全員がロッカールームに集まった。ヤフオクドームでは今季初の緊急ミーティングだ。ミスが多発した試合に黙ってはいられなかった。

 「ミスが出りゃあ、点に絡むし、四球が出れば点に絡む。取れるところで取る。送るところで送る。これから先集中してやるしかない」

 ぼやきたくなるミスの連発だ。まずは初回の守り。1死一、三塁、中田の右前適時打の打球に右翼・長谷川は突っ込みすぎ、後逸した。ボールが外野を転々とする間に1点を失い、さらに中継に入った明石への送球がそれ、2点目。珍しいダブルエラーだった。さらに2点差の6回1死二塁では、谷口の何でもない二ゴロを明石が握り損ねてお手玉。1死一、三塁となり、近藤に決められた4点目のスクイズは痛すぎた。

 二刀流・大谷に対しては今季これまで3度の対戦で66打数23安打、チーム打率・348で2度の黒星をつけていた。しかし、攻撃でも痛いミスが出た。2点リードされた初回、先頭・中村が二塁内野安打で出塁も、続く今宮の送りバントは大谷の正面で失敗してしまう。この回の反撃は1点止まり。7回までこの1点に封じられて、今季初黒星を喫した。

 緊急ミーティングで発した言葉を問われた秋山監督は「ふんぞり返って野球はできない。必死こいてやらんと、結果はない」とだけ言った。この日勝ったオリックスとの差はまだ2・5ゲームある。ただ、ソフトバンクより5試合も多く残しているライバルがその5試合で全勝すれば、その差はなくなってしまう。貯金を積み上げるには何カ月も要するが、失うのは一瞬。9連勝の後、4勝7敗1分けとかげりの見えるチームに、指揮官の“喝”は届くのだろうか。

 ▼ソフトバンク・松中(9試合連続無安打となり、2軍降格へ)しようがない。結果を出せていないし。

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2014年8月27日のニュース