途中出場のベテラン石原決めた！「優勝目指して頑張っていきましょう」

＜広・ヤ＞１１回１死満塁、石原はサヨナラ適時打を放ち喜ぶ

セ・リーグ 広島２―１ヤクルト

（8月27日 マツダ）
　広島の勝利への執念が石原のバットに乗り移った。延長１１回１死満塁、途中出場の石原が放った打球は三塁手のグラブをはじくサヨナラ打。ヒーローは「みんながつないでくれた打席。打球がイレギュラーしてヒットになってくれてよかった」と声を弾ませた。

　この日、打撃不振から１軍復帰したエルドレッドが１死から四球を選び出塁。梵が右前打でつなぐと、田中の強烈な打球が遊撃手・森岡のトンネルを誘い、最後に劇的な場面が訪れた。

　売出し中の“打てる捕手”会沢にポジションを奪われ、１３年目のベテランはベンチスタートなっているが「準備して、チームのためにやっていくだけ。（ファンも）一丸となって優勝目指して頑張っていきましょう」と石原。

　２位・阪神も勝ったため、０．５ゲーム差の３位は変わらなかったが、今後につながる大きな１勝となった。