グリエル 復帰即V7号!中畑監督「重い雰囲気を変えてくれた」

[ 2014年8月27日 05:30 ]

<中・D>4回2死、グリエルは左越え7号ソロを放つ

セ・リーグ DeNA7-0中日

(8月26日 ナゴヤD)
 ド派手な輝きは金髪のモヒカンだけではない。左脇腹痛から41日ぶりに戦列復帰したDeNA・グリエルが4回の第2打席で左翼席に7号ソロ。

 7月13日のヤクルト戦(神宮)以来となるアーチが復帰後初安打となり、「少しバットの先だったけどね。1軍に戻ってきた試合でホームランが出て、最高の気分じゃないわけがない」と笑った。

 7月16日の広島戦(マツダ)でスイングした際に左脇腹を負傷。4週間の復帰予定がリハビリ中に再発して長引いた。昨年12月から今年4月までキューバリーグでプレーし、6月2日に電撃入団。オフは1カ月だけで疲労が完全に抜けきらず回復に影響した。まだ患部の筋肉のしこりが取れず違和感はあるが、久々の実戦で創意工夫。普段よりスパイク2足分投手寄りで打席に立ち、スライダーの曲がりっぱなを叩いた。

 苦手だった日本食は「もうトライもしてない」と苦笑いするが、「ダイジョウブ」、「カワイイネ」などお気に入りの日本語を連呼。親交の深い巨人・セペダとディズニーランドに行く計画を立てるなど日本の生活を楽しんでいる。

 グリエルの一撃が打線に火をつけて今季初の1試合4発で快勝。中畑監督も「(グリエルは)重い雰囲気を変えてくれた。チームに勢いを呼んでくれた」と称えた。

 3位広島とはまだ7ゲーム差。それでもグリエルは「一度もCSへの期待を失ったことはない」と力強かった。

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