執念ドローも…谷繁兼任監督、負傷「ギリギリのところ」

[ 2014年5月27日 08:35 ]

<中・ソ>7回2死二塁、大島の中前打で三塁を回り、足を痛めた谷繁兼任監督

交流戦 中日1―1ソフトバンク

(5月26日 ナゴヤD)
 執念の引き分けの代償は大きかった。中日は1点を追う7回2死二塁、大島の中前打で本塁生還を狙った谷繁兼任監督が、三塁ベースを回ったところで左太もも裏を負傷。そのまま代走を送られ、交代した。一、三塁となり、続く荒木が同点中前打を放ったが、指揮官の今後の出場に支障が出ることが濃厚となった。

 「(ケガの程度は)ギリギリのところです。まあ、僕のことはいい。大丈夫です」

 試合後はケガについては多くを語らず「治療があるんでいいですか」と会見を打ち切り、普通に歩いて会見場を後にしたが、選手としても守備の要だけに心配だ。この試合が通算2934試合目の出場で、野村克也氏の持つ史上最多出場記録の3017試合まであと83まで迫ったが、残りは95試合。今季中の記録更新は難しくなった。

 2回の無死満塁で三振に倒れ、7回無死二塁では送りバント失敗。自身がブレーキとなりながら引き分けに持ち込み「何とか全員で粘ってカバーしてくれた」と試合内容は評価した。病院には行かず様子を見るというが、気がかりなのは、その左足の状態だ。

 ▼中日・森ヘッドコーチ(谷繁監督の負傷交代に)駄目なら駄目というでしょ。すぐ試合に出られるかどうかは分からないが、(登録)抹消とかそういう話はしていない。

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2014年5月27日のニュース