秋山監督 判定に猛抗議、試合後も口とがらせ「セーフだよ」

[ 2014年5月27日 05:30 ]

<中・ソ>6回2死二塁、長谷川の右前で二塁走者・今宮は本塁タッチアウト

交流戦 ソフトバンク1―1中日

(5月26日 ナゴヤD)
 4時間26分、捕手の高谷を残して野手を使い切った総力戦は今季2度目の引き分けに終わった。

 勝機はあった。ソフトバンク・秋山監督が試合後「セーフだよ」と口をとがらせたのは6回の攻撃。2死から今宮が左中間を破る二塁打を放ち、続く長谷川が一、二塁間を破った。今宮は当然のように本塁を狙って滑り込んだが、谷繁の好ブロックの前に憤死。セーフをアピールする今宮の姿に指揮官もベンチを飛び出した。

 「(審判の)立ち位置もそうだけど、ブロックした形を見ないと」

 3分間近くにわたる猛抗議を行ったが、判定は覆るはずもなかった。「足が入った感触はありました。自分ではセーフだと思ったのですが、ジャッジはジャッジですから」。初回無死一塁の場面でバントが捕ゴロ併殺打になるなど、この日の今宮はやることなすことが裏目に。「きょうは最悪でした。大反省です」と唇をかんだ。

 秋山監督の抗議がチームへの檄となり、7回の李大浩(イ・デホ)の7号先制本塁打を呼び込んだ形にはなったものの、1点で逃げ切れるほど甘くもなかった。

 この日、出場選手登録を抹消された「内川ショック」を白星で吹き払いたいところだったが、それもかなわなかった。それでも、オリックスが敗れたために2ゲーム差と半歩前進。せめてもの救いはあった。

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