春夏4度甲子園の宇治山田商でいじめ発覚 腹や肩を殴る

[ 2014年5月12日 05:30 ]

 春夏通算4度の甲子園出場を誇る宇治山田商(三重)野球部で、2年生部員が1年生部員の腹を殴ったり、自分たちが着る服や帽子(計8000円相当)の代金を支払わせたりしていたことが11日、学校への取材で分かった。

 9日に1年生が「野球部をやめたい」と担任教諭に相談して発覚した。学校は日本高野連に報告しており、野球部は活動を自粛している。

 学校によると、4月下旬の練習後、2年生3人が「面白いギャグをやれ」と1年生6人に命令し、その後、腹や肩を殴った。また、別の2年生2人は自分たちが着る服や帽子の代金を支払わせていた。勢力稔校長は「非常に残念。教育者として無力感を感じている。二度とこういうことがないよう今までの指導を見直したい」と話している。

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2014年5月12日のニュース