オリ今季3度目の零敗 4番ヘルマンの新オーダー不発

[ 2014年5月12日 05:30 ]

<オ・日>6回1死一塁、ヘルマンは遊ゴロに倒れる

パ・リーグ オリックス0―7日本ハム

(5月11日 ほっと神戸)
 結果的には荷が重すぎたのかもしれない。5月に入って負けが先行し下降線をたどり始めたオリックス。「4番ヘルマン」という、何とも大胆なオーダーで臨んだものの機能せず。今季3度目の零敗を喫し、奇策は実らなかった。

 西武時代も含めて来日初の大役にヘルマンも無安打。8回の二ゴロ併殺など、走者を置いた場面では3タコとブレーキに。森脇監督は「初回の陽のプレーが一番大きかった」と、ヘルマンの大飛球を背走で好捕した陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)を褒め、助っ人を擁護したが、何とも言いようのない敗戦となった。

 前日に本塁打した糸井やペーニャをさし置いての4番指名。ペーニャが対右投手に打率・192と相性が良くないだけに、好調な糸井の後に誰を打たせるかが、コーチ会議の議題になり、先の結論に至った。指揮官は「糸井が出て、ヘルマンといういい流れをつくりたかった。現状では一番得点できる確率が高い」と試合前まで11試合連続安打中だったヘルマン抜てきの理由を説明した。

 ヘルマンは「自分のスタイルは変えずにやった」と平常心で臨んだが、結果を残せず。「兵を余して負けたのは僕の責任」と森脇監督も完敗を認めるしかなかった。

 ▼オリックス・松葉(7回途中6失点KO)先発として7回は投げ切りたかった。疲れがあって四球を出してしまうのが、まだまだなところ。

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2014年5月12日のニュース